Preface


近年、これまでの仮説駆動型の科学、すなわち研究者が想定した仮定を実験によって検証する形の科学から、さまざまな形で得られた実験データをもとにそれを説明するモデルを見つけ出す、という「データ駆動型」の科学へとアプローチが変わりつつあると言われています。

本学ではデータ駆動型サイエンスを情報・バイオ・物質及びその融合領域に横断的に展開し、これらの領域における新しい学際融合領域の開拓を行うため、新しく「データ駆動型サイエンス創造センター」を設置して、先端的研究の展開と、社会の要請に応える柔軟な教育を推進していく計画です。

データ駆動型サイエンス創造センターは、データサイエンス部門、マテリアルズ・インフォマティクス部門、バイオインフォマティクス部門、社会実装部門、国際教育研究連携部門で構成し、データサイエンスプログラム実施の中核的役割を担うなど、全学的にデータ駆動型サイエンスを推進する教育と研究の共通基盤としていきます。

  • データサイエンス部門:データ駆動型サイエンスの基盤的研究や人工知能(深層学習、推論モデル)を中心にデータ駆動型サイエンスの基礎となる情報理論を開拓します。
  • マテリアルズ・インフォマティクス部門:データ駆動型の手法を物質創成科学に適用し、プロセスまで含めた新材料の探索や新規機能開発を行います。
  • バイオインフォマティクス部門:分子生物学の発達で急増してきた生物学データの解析にデータサイエンスの手法を適用し、生命現象の統計的な解明とその応用を目指します。
  • 社会実装部門:産官学連携により、データ駆動型サイエンスの研究成果の社会的な実装と活用への積極的な取り組みを行います。